インプラント鬼手仏心

鬼手仏心、かの福嶋先生も座右の銘にされているそうです。
私自身はこの言葉は、師である松平先生から教えて頂いた言葉だったと思います。
と言うのも私自身がこの言葉を、かなり早い内に知っていて、社会人に成ってからと記憶してるからです。
丁度漫画に成っていた、メスよ輝け、に出て来ててアー聞かされたな、と覚えていたからです。

福嶋先生のラストホープも、もう一冊の本の方も読みました。
最後の望み、こう言う患者さんを何とかしてあげたい、私もそんな仕事を請け負った事が何度もあります。
患者さんは、先生出来ますか?と切実な顔で聞かれます。
出来ませんと答える事は、早々出来るものではありません。
何とかして差し上げなければ、と考えに考えます。
インプラントを支える骨を何とかして見出す。
寸分違わず計画通りに手術出来るなら、インプラントが入りそうだ、と言う時はホッとします。
次に、それ通りに出来る為に、方法を必死で考えます。
考えるポイントは、患者さんの体にかかる負担を如何に減らせるか、そして如何に早く綺麗に治せるか、外科手術とのせめぎ合いなのです。

この時に思うのが、鬼手仏心です。
超絶技術を発揮して、最高の結果を導き出す。
常に、その事を銘じメスを振るう私です。