インプラントの失敗例の裁判報道

インプラントの失敗症例だって言うから、何かと思ったら、案の定、骨膜下インプラントでした。
インプラントと名が付いてても、これは全くの別物ですから混同しての報道は本当に迷惑です。
骨膜下インプラントと現在我々が用いている歯根型インプラントは、全然違うものです。
骨膜下インプラントなんか、未だにやってる人がいるなんて驚きです。
悲惨な失敗例はこれが本当に多い。
インプラント創生期のある有名DRは骨膜下インプラント出来ずしてインプラントロジストと名乗るなかれなんて、明言しちゃってますが、なら私は永遠にインプラントロジストに成れなくて良いです。
私がインプラントを好むのは、歯を削らなくて歯を再生出来るからです。
私は歯を削りたくありません。
虫歯の治療でもマイクロスコープを使って、ギリギリしか削りませんから。
歯を削るのが嫌いな、風変わりな歯医者なんです、私。
インプラントを用いれば、歯を犠牲にせずに歯を入れられる。
だから好きなんです。
歯は削ってしまうと、全く元には戻れません。
しかし、骨や歯肉はその扱いを心得ておけば、かなり再生出来ます。
私も左手首を浪人時代に折っていますが、今はくっ付いています。
左足の膝も靭帯断裂で,整形外科の父から将来老人に成った時は車椅子だと宣告されてますが、今はまあ普通です。
しかし、歯は幾ら待っても虫歯の穴は埋まりません。
歯周病も自分では歯肉の内側を綺麗には出来ないでしょう。
要するに、専門家に何か手を加えて貰わないと、治せないと言う事です。
削られた歯は脆くなり、又虫歯とかに成る可能性が高くなってしまうんです。
だから、私は歯は削りたくはありません。
歯を無くした所に、すぐにインプラントが一番良いと信じています。

しかし、こう言う報道で似ても似つかないものでインプラントで一括りにしないで欲しいものです。
私個人的にはALL−ON−4であと5年以内に大きな似たようなトラブルが出て来ると心配しています。
これから、益々インプラントという報道で、施術したDRの差をも考慮せず、一方的な報道が出て来るんでしょうね。
怖い時代です。
又、こう言うのに振り回されない為には、やはり自分自身が真面目に学ぶしかないんだろうな、と予告します。