インプラント治療が変る

インプラント治療の利点ばかりが強調されてきた反動で、現在は反省期にあると考えて、間違いないと思います。
行過ぎた審美の追及、大きなGBR骨造成、移植を伴う歯肉再生治療。
結局、そこに残っている骨を主体にして考えるしかないと言う科学的な事実が判明するに連れ、上記のようなお口の中の整形手術とも呼べるような手術を好んでやる事は、DRの自己満足でしかなく、患者さんに辛い思いをさせてしまうだけでしかない、と結果が出て来てしまったと言う事です。
しかし、だからと言って、完全に昔の外科主導型に戻る訳ではありません。
現在はマイクロCTの時代です。
特に、3DXに代表されるCTは、そこにどれ位骨があるか、どうすれば一番小さいオペで出来るか、をあからさまに見せてくれます。
そうする事で、無理をしないでも、患者さんが満足出来る審美性と機能を復活させる事は、可能に成って来ているのです。
これが新しい時代のインプラント治療、患者さんに優しい治療です。
3DXでの正確な骨の把握、拡大鏡を用いたオペ等、全てが極限まで小さいオペを実現する大事な器具です。
極限まで小さな傷しか付けない為に、当然腫れや痛みは極端に小さく成ります。
殆ど腫れや痛みが出ない方ばかりです。
痛み止めを服用される方は、10人に1人位でしょうか。
それでも、チャンとGBR骨造成が最小限必要充分にされ、審美性を獲得している仮歯が、僅か1日で入るのです。
完全に新しいインプラント治療が、今現実に成っています。
即時荷重、同時GBR骨造成歯肉再生審美インプラント治療が、私の特徴です。