インプラントにGBR骨造成は本当に必要なのか?

現在の国内の主流は、日本人の患者さんでは歯がなくなると骨が痩せてしまい、歯肉も薄いから非常に難しい。
だから、結果的にGBR骨造成や歯肉の移植とかの治療が、どうしても必要な事が多い、と言われています。
果たして本当なのでしょうか?
従来の説は3DCTなしの中での話で、経験則に基くものでしかありませんでした。
これからは検証の時代に成るのでしょうが、私は個人的には今まで安易にGBRされていたものが、しないでも出来ると訂正されるであろうと考えています。
専門誌のGBRの紹介している記事でも今ならまずGBRなんてと言うものが、沢山見受けられます。
そんな時代では、私のような主張はかなりとっぴなものに聞こえるかも知れません。
しかし、予言は当たるだろう、とかなり強く確信しています。
歯肉の上からは骨は絶対に分かりません。
4mm位の骨があれば、必ずインプラント植立は出来ます。
にも関わらず、GBRされている事の方が殆どでしょう。悲しい事実です。
又今日強調して置きたいことは、抜歯する時には、後々の事まで考えて骨のボリュームが維持される方法で治して置く事が重要だ、と言う事です。
現時点でも何も考えずに抜歯するだけで終わりにしているDRが、嫌になるほど沢山います。
病巣も満足に取り切らない、更に骨を維持する事もしない。
ましてや歯肉の再製するような治療なんてする筈もない。
悲しいかな、これが現実なんです。
そんな連中が口を揃えて、GBR,GBRと言っても私は???に成るしかありません。
もっと科学的、生物学的検証が求められると主張して止みません。
DRは、腕に覚えが有ればやりたがる生き物だからです。
そう言う事情を知って、患者さん自身が勉強して、備える事が大切だと知って下さい。