インプラント手術で3DCTで骨が分かっても

ピンポイントで骨のある部位を狙い済まして植立する技術がなければ、3DCTの意味が薄くなると思います。
しかし、安全性を優位に考えれば、無理してピンポイントで狙うのではなく、骨が足りなければ3DCT下で最小限に骨を作り、歯肉が覆うのを待ってインプラント植立をする技法の方が一般化し易い方法となる事でしょう。
この方法であっても、時間的に抜歯同時植立と比較して余計に掛かる時間は2ヶ月位でしょう。
今は抜歯時に同時に骨を造る処置をして置けば、2ヶ月も待たないで植立出来るのがゴールデンルール化しているからです。
今の時代、抜歯して6ヶ月も待つなんてのは患者さんが余りにも可哀想でしょう。
しかし、それがさも検証して正しい方法であるかのような主張がまだされていて、残念です。
何の為に3DCTで見ているのか、全く分からないです。
これからの時代、3DCTがあっても、こんな治療しか出来ないのか言う問題が持ち上がってくるでしょう。
余り3DCT万能であると信じ過ぎない方が良い、所詮はそのDRの腕であると言う事なのです。
実に至極当然の事です。