AOイン・サンアントニオ

サンアントニオでAO(インプラント学会)が開催されました。
今回ほど、インプラント治療の問題点を指摘する、何処まで行けているかというコンセンサスを作ろうという意識が、発せられた学会は無かったと思います。

今、日本国内でもインプラント治療が脚光を浴びて、バブルが訪れています。
しかし、危険性と隣り合わせであるという認識が余りにも薄い、と私は指摘します。
その効果ばかりに焦点が向けられ、大きな問題点が内在されている事を軽く考えている傾向が気に成ります。

現在のインプラントは、確かに、それなりの効果を上げられますが、そこに到るまでの道程がどれ程大変かを、正しく患者さんに伝えているかどうか、大いに疑問があります。
こんな筈じゃなかったのに、と言う思いを患者さんにさせない為に、危険性を喚起する事が重要であると信じます。

逆説的に、今インプラントしない方が良い、チョット立ち止まってよく調べ考えてから決断すべきであると、助言したいと思います。

インプラントを万能であると考え過ぎる患者さんとDR双方の問題点を大きく指摘して、真に科学的に構築して行く事を提議したいと思うのです。