インプラントの情報でも、不利な情報ほど大切と考えます。

ニュートンと言う科学雑誌がやっているニュートンドクターと言うHPがあります。
そこにドクターアドバイスと言うコーナーがあり、私も時々書き込んでいます。

それが今日、編集部から電話が急にあり、内容にクレームが来たので消去しますと連絡が来ました。
そんなに拙い事を書いたかのかと読み直してみたんですが、私にはそうとは思えません。
以下にコピーしますので、こちらにに残します。

インプラント治療が、素晴しい成果をもたらす事が明らかに成るに連れ、インプラントにしようかなと考える方が非常に増加しています。
ところが、残念ながら簡単に考えている方も増えていて、他の方の成功例を余り詳しく聞かず、安易にしようとされて大変な思いをされている方も増えています。
簡単に言うと、失敗をされてから詳しく調べ出す方が多いという状況なのです。
これでは順番が逆です。
自分の状況、そして現在のインプラント治療の標準レベルについて,詳しく調べた方が良いですよ、と明言します。
今はまだそれ程騒ぎにもなっていないし、表立っていませんが、上記のように失敗されている患者さんが物凄く増えています。
その増え方は、インプラント患者さんの増え方よりも、比率で言えば多いのです。
インプラント患者さんが増えるよりも、トラブルの方が増える率が高いと言う事です。

その大きな原因に、インプラント医が経験不足にもかかわらず、非常に難しい治療GBR骨造成や歯肉再生FGG,CTGをしてしまう事があります。
最近のHPを見ると、骨が足りない方でも出来ますよとか、他院で出来ないと言われた方でも出来ますと、謳っているものが非常に増えています。
では、その実際の成功率をご存知ですか?
ゴッドハンドと言われているDRでも70%位だそうです。
と言う事は、経験値の浅いDRは恐らく50%位に成っているでしょう。

そして、怖い事ですが、この治療法がDRの腕の証明ステイタスに成っている為、DR側はやりたがっていると言う事実があります。
専門誌上で見かける講習会の案内を見る度に、私は背筋が寒くなります。
こうして、又泣かされる患者さんが出てくるんだなと。
骨造成GBRや歯肉再生FGG,CTGはかなりの応用の手術で、誰しもができるように成るものではないと、断言します。
名手でも成功率70%がやっとなんです。
多分、日常的に出来るDRは限られて来るでしょうが、それまでには相当の時間を要すると考えます。
いましているDR達は危険であるという事です。
本物かどうか、よく調べて下さい。
本物ならば、データを自分の患者さんで示し、過去の経験等などから納得出来る説明が出来るでしょう。
自分を信じて任せてくれ、は駄目です。

こう言う難しいインプラント治療が、安易に宣伝されている現状は、非常に危険であると考えます。
本当に素晴しいインプラントというものが挫折してしまう、先進国内で益々落ちこぼれに成ってしまっては、非常に残念です。
DR達はこう言う自体を真摯に受け止め、向上する事が急務であると、予言するものです。

又、患者さんには、やはり、安易に考えず充分に予習をしてから何処のDRで治療を受けるかを決めるべき、とアドバイスします。
自分を救うには、まず自分が努力するしかないのです。
その気に成って調べるなら、今日程情報を入手出来る時代はないからです。

まずは自助努力をお願いします。<

以上です。
何が拙いんでしょうか?
こう言う情報ほど、患者さんには有益なのではないかと信じます。

抗議のある方はどうぞコメントして下さい。
真っ当な議論は大歓迎ですから。