マイクロCTが見せてくれる新しいインプラントの世界

幸いな事に、マイクロCTの分野は、日本が世界をリードしています。
世界ではi-catと言うシステムが今のところシェアNo1で、マイクロCTが出遅れています。
これは純粋に技術力の差で、やがて世界を日本や韓国の製作したマイクロCTが席巻するのは間違いないと、個人的には予測します。
コンピューターでガイドしてインプラントを植立する方法が喧伝されていますが、その誤差は頑張っても0.3mmだそうですから、誤差が大きい場合はどれ程なのか怖い思いがします。
特に日本人は、骨や歯肉の状況が外人に比べて劣る日本人では、より困難であると言えるでしょう。
所詮、オペするのは人間ですから、その分の誤差が出るでしょうし、又患者さんはどうしても痛いのを避ける為に、コンピューターでガイドするシステムが狭いお口の中で使われる際に動いてしまう、ずらしてしまう傾向は避けられません。
結論的に言うと、宣伝されているほど良いものではないですよ、と言う事です。
結局オペするDR自身がマイクロCT画面を診て、その上で患者さんのお口を見てオペして差し上げるのが、今の所ベストと言わざるを得ないと思います。
メーカーの宣伝、海外からの情報には気を付けないといけない、と言う事です。
しかし、怖い位に私の預言していた事態が生じてくるので、注意深く情報提供していかないといけないなと言う思いを強くしました。
鼻が利くんです、私。